技術詳細

PV
100
興味あり
0
質問
0
詳細説明



1. 課題
地球温暖化に伴い、気象変動が生じてきており、温室効果ガスの低減が必要となっている。
2050年までに1.5℃シナリオ実現のためには10.1憶トンのCO2の削減が必要である。
経済活動を維持したまま、CO2の削減は困難であることから、
カーボンニュートラル(CO2の吸着・分離・利用)が重要となっている。
工場からは排出される高濃度CO2は利用技術の検討が進んでいるが、
低濃度CO2での利用技術の検討が進んでいない。
2.特徴
・ 湿度の影響が少ないCO2吸着メカニズム
・ 一般的なCO2固体吸着材であるゼオライトは物理吸着であり、水分も吸着します。
・ 当社品は固体吸着材は化学吸着であり、水分の影響を受けにくいメカニズム でCO2を除去します。
・ 熱を与えることで、CO2の脱離が可能です。
3. 組成・構造
組成:無機酸化物
形状: ハニカム、造粒
4. 用途例
・Direct Air Capture(DAC)システム:CO2の資源化
→大気中のCO2を濃縮して、そのCO2とH2を用いて化成品や燃料油の合成
・ CO2 回収・利用システム: 農業
→植物工場でのCO2濃度を高く(1000ppm)することにより、
植物の光合成を促し成長を速め、収量を高くなるとされています。
・CO2 除去システム: 空調システム
→CO2 は密閉された居室空間内で濃度が上昇し、数千ppmになると、
眠気や倦怠感、集中力低下を引き起こす原因になるといわれております。
また、ビル管理法のCO2の基準濃度 は 1000ppm以下とされています。
5.開発状況
・顧客評価(国内、海外)
・顧客向けにエンジメーカーとシステムデザイン実施