技術詳細
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詳細説明

照明装置・撮像装置・搬送機構・処理装置を一体化したオールインワンモデルとなる外観検査装置!
1)これまでの課題
塗装面やメッキ面のように光沢が強く鏡面反射する製品においては、①鏡面反射により対象物以外が映り込むことや➁製品の表面状態や塗装処理やコーティング方法によって反射特性が異なってくることから、光学条件および画像処理の複雑化することで検査の実現性には乏しいものとなっていました。
2)製品・装置の特長
弊社オリジナルの外観検査手法であるSlit Shift Min-Max法を搭載、明暗の分かれたスリットの光を一定周期でシフトさせることで、従来の手法では検出できなかった光沢面/鏡面体の検査表面上にできた微小な欠陥を検出します。
自動外観検査装置「Surf-In」は、多関節ロボットが検査対象ワークを把持し、検査に最適なポジションに配置することで検査面毎に検査を行い、瞬時にOK/NGの判定を行います。多関節ロボットはワークの形状に合わせて把持方式を切り替えることもでき、ユーザー自身でワーク形状に合わせたティーチングおよび検査面毎の検出処理を設定することで多品種ワークへの対応が可能です。
左右に配置した大型液晶光源からスリットパターンを照射すること曲面形状をもった検査対象ワークの検査も可能です。
3)製品・装置使用による効果
製造現場における目視検査工程の省人化、負担を軽減すると同時に品質の安定化が図れます。
OK/NGの判定処理は部位毎に設定することもでき、NG箇所をマーキング表示することで不良の傾向分析が可能となり、工程改善にもつながります。
4)スペック
基本情報
・対象ワークの表面状態等に対応した最適な検査を実現
・塗装面におけるゆず肌の影響を受けず欠陥を検出可能
・検出性能:最小欠陥サイズ =Φ 0.1mm、検査速度 0.3sec/1shot
・検査可能サイズ:最大 300(W) ㎜×300(H) ㎜×200(D) ㎜
設備仕様
・外形寸法:1500(W)×1000(D)×1960(H) mm
・装置重量:約450㎏
・電源電圧:AC200V 単相/AC100V
・使用環境:常温(10~35℃)/常湿(結露なきこと)
5)解決・導入実績と見込み
今後導入を見込んでいる分野
・自動車ドアミラー、ドアミラーカバーの自動外観検査
・水栓外装品(蛇口スパウト、蛇口ハンドル)の自動外観検査
・スマートフォン、タブレットの筐体、液晶面の自動外観検査 など…
6)公開情報
特許
・特許第5182833号「表面検査装置及び表面検査方法」
・実用新案登録第3197766号「表面検査装置」
・特許第6590455号「検査ユニット、プログラム及び記憶媒体」
掲載記事
・日本工業出版様発行「画像ラボ」 2015年10月号
・日本工業出版様発行「画像ラボ」 2021年1月号
表彰
・2017年 第9回みやぎ優れMONO製品認定
・2018年 第7回ものづくり日本大賞 製造・技術開発部門優秀賞(経済産業省)
・2020年 第32回中小企業優秀新技術・新製品賞 優秀賞(りそな中小企業振興財団)