技術詳細
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詳細説明

概要:スムースに動かす部分、摺動に伴うアソビが必要ですがアソビを減らしバックラッシュを減らす事に貢献できる製品です。下映像は通常のロボットハンドはサーボモーターや機構上の制約でアソビが多くある状態で無いとスムースな可動できない構造ですが、各駆動部にPTFEのシート状パーツを組み入れた事でガタツキがほとんどない状態で駆動部に負荷をかけずにスムースな可動を実現している。
1)これまでの課題
・アソビとスムースな可動は相反する事項でしたが、PTFE部品の活用でアソビを極限まで減少させ、バックラッシュが少ない状態での稼働を実現できる。
2)製品・装置の特長
・当社には各種加工機があり、PTFE製の稼働確保部品の提供が可能です。円形ではNC旋盤がΦ800mmまでの加工が可能です(4台設置済)、また汎用旋盤ではΦ1400mmまで加工可能です。また4軸制御のマシニングもあり、角物の加工もできます。
・その他
・軟体な樹脂加工のチャキングに対応できる自社開発の特殊チャキング装置も組み合わせた加工もできます。
3)製品・装置使用による効果
・通常では締め付け力の微妙な調整でのみ実現できる摺動できる環境が、緩和できます。
4)スペック
素材の概要:PTFE、フィラー入りPTFE等
スペック・機能の概要:Φ2~φ1400までのリング形状、角400mm(形状厚みによっては角500mmまで)
形状の概要(外形上の特徴):0.1mm厚~加工可能、中実円形、リング状円形、角形状
使用環境(温度、湿度、光量など):強力な放射線にさらされなければ王水のような強酸や有機溶剤、ガス雰囲気
コスト(生産コスト、運用コストなど):都度見積もり
生産能力(月単位、年単位、歩留など):現在エンジン・ブレーキのシール形状 1億個以上/年の生産継続
製品寿命:フィラー入りのPTFEであれば対SUSとの摺動時でも1万時間対応が可能(初期消耗はあります)
5)解決・導入実績
今後、導入を見込める業界:バックラッシュを削減したい部分(ロボットハンド含む伸縮や回転往復動部分)
搬送、位置決め部位、PTFEなら医療、食品、半導体製造装置など